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ねぎびとブログ

1→0

雨はいい。
何故か同じ時間がゆっくりと流れる感じがする。そして自分を振り返らせてくれる。
俺の農業人生。
全く出来ちゃいない。
全く話にならない。
時計の針は進んでいるように見えるが1ミリも進んでいない。
農業を知れば知るほどに、他業種に比べ、遅れている事を埋めようとして、それが評価されると勘違いを起こす。
農業の根本的な価値を忘れている。
いつの世の価値はいつだってシンプルだったはすだ。
俺に足りてないものだっていつもシンプル。

〝努力〟

労働時間や労働内容がそれを努力と勘違いさせる。
頑張ってればいい事あるよ。
頑張ってれば何とかなるさ。
そんなものが通用するほど甘くはない。
俺は農業やってるんだよ。
そんな意味のない安心感を何度、一晩の雨で打ち砕かれて来たことか。
だけどね、だから少しだけ強くなれたんだ。
来た道を戻る俺はどこまで戻らなければいけないのか?
〝もう一度夢を見る〟ところからだよ。
初めからもう一度やり直しだ。
1から0へ戻ってやり直しだ。
来た道を戻るという事は同じ距離を
歩くのでもとても辛い様に思える。
これがバリの大富豪兄貴 和僑から最初に会った時に教えてもらった、〝置き忘れたものは後からでも取りにいける!〟って事なのかもしれない。
農業を初めた俺はいっぱい荷物を持っていたからそんな僕にくれた言葉だった。

〝退路を絶った覚悟〟が来た道を戻らせてくれる。
だって、何度想い返しても俺達には誰にも負けないものがあるじゃないか。
俺たちは農業を一生懸命やっている。
その姿があるじゃないか。
きっと出来るはずだ。
日本という島国の中の、山形県天童市蔵増という小さな小さな町に、ねぎに命を懸けた者達の作る野菜があることを隠さず
〝ありのまま〟伝えて行こうじゃないか。
農業は楽だ。
農業は楽しいことばかり。
農業は汚くない。
農業は臭くない。
農業は稼げる。
そんなのは嘘だ。ごくごく一部でしかない。
農業経営者になってみればわかる事だ。
ありのままでいい。
本来あるべき姿こそが魅力なのだ。
農家と登山家は似た所がある様に思う。
死と隣合わせ。高く険しい山を登る姿。
日々の鍛錬を行い、そこを登りつめた者だけがわかる〝感覚〟と〝快感〟があるんだ。
辛いよ、きついよ、苦しいよ、怪我するよ。
だけどそれを登り切ったら、作物が出来たら、〝だけど愉しいよ!!〟ってやった者だけが言える本気の言葉が出るんだよ。
だけど、エベレスト登っている途中に、
誰でも出来ますよ、キツくないですよ、危なくないですよ、稼げますよって誰が信じるよね。
嘘付きたくない。
本気でいい野菜作るって簡単じゃない。
だから、ありのまま伝えていきたい。
だってそれが魅力だから。
嫌なことも全部書いた。
ごめん。
でも、その上で言いたいんだ。

〝農業ってほんとに最高〟

もし僕がやってるブランド力が少しだけでもあるのなら、負け犬が吠えただけなんだよ。
売上も利益も負けてるから、他業種に負けないようにカッコよく見せたくて。
そんないつか終わる様なものじゃなく永遠に続く農業の本当の魅力を伝えていきたい。
それが俺の1→0
そして、進化した0→1へ。
子供達の夢になるどころか、目標にも全然届いてない!!
もう一度農業初めたあの日まで、来た道戻ってみます!
初代葱師

昨日、やってきた事を思い返してたら、悔しくて目から汗が出て、そのまま寝落ちしたら夢に松山千春さんが出てきて。
「おい寅、この歌ってのはな農家の友達に作ったんだよって」
〝大空と大地の中で〟を歌ってくれて。
〝生きることが辛いとか、苦しいだとかいう前に、野に育つ花ならば、力の限り生きてやれ〟って言葉が俺に言っている様に感じた(笑)

更新日:2019年06月16日